70を過ぎても本当は、やりたい事がある!?

2017.6.24|

70を過ぎても本当は、やりたい事がある!?

うなだれる人

とある家のとある方を半年余りの間、背中を押してきました。

私が知り合ったその方は、日々家事をし、数時間友人とスーパーや友人宅でおしゃべりをして一日が終わる。
ときどきお孫さんの世話をお願いされては、面倒を見る。
たまに、友人と旅行に行く。
多分、育児や仕事を終えた方のごくありふれた過ごし方だと思います。

なぜ、この方の背中を押すようになったかというと、何もできない、歳だからという口癖が気になったからです
多分この口癖は、ある年齢以上の方がつい使ってしまう言葉なのかもしれませんが、その時だけはどうしても聞き流すことが出来ませんでした。

 

そこから、なぜ、そのように思うのかその根幹を知るためにヒアリングをしていきました。
最初は、なかなか自分の事を話してくれませんでした。
なので、世間話やテレビでやっている話などを交えながら話していきました。

 

知り合って2か月が過ぎた頃、「これを直したいので、大きなミシンがあるところを知らないかしら?」と、そのようにおっしゃってくれたました。
わたしは、すぐに大きなミシンがある近場の裁縫カフェをネットで調べ紹介しました。
すごく喜んで頂けて、そこから少しずつ自分の事を話して頂けるようになりました。

小さい時こんな子供だったとか、結婚してどうだったとか、色々な話をして頂きました。
その中に、自分が自信を持てないような出来事をいくつも話されていました。
「あれは、してはいけない」「これは、していけない」と、親などから言われた事でした。
でも、その内容は、「ダメと制止するような内容だっただろうか?」と、疑問に思う事が多々あり、それが自分に自信が持てない事に繋がっていると感じました。

 

そこから、その方の得意なことや人に行って喜ばれたことを重点的に聴いていきました。

すると、これを長年やりたかったと言って、相談されました。
そこから、あるモノを作るために、色々アイディアを出し合い製作を始め、現在制作中です。
なので、なんであるか明かせないのですが、その辺りからその方の顔つきが変わっていきました。
顔が輝いてきたのです。
そして、外での行動時間も数時間延びました。

わたし的に、その方が持っている技能で気になったのがあったので、その時に言ってみました。
それは、「梅干し作りをお孫さんに教えたり、商品として世に出しませんか?」という提案です。

なぜ、そのような提案をしたかと言うとその方は、お歳暮などで梅干しもらう事はありますが、買ったことがありません。
なぜ、買わないのかと聞くと、「自分がつけた梅干しよりおいしいと感じたことが無いから」と、言うのです。

 

この言葉には、衝撃を覚えました。

 

そして、その梅干を食べてみました。
赤く色鮮やかなのに、すごく酸っぱいと言うわけでなく、ほどよい酸味とうまみがあふれるとてもおいしい梅干しでした。
友人においしい、わたしがつけてもこのようにならないと言われる」と、照れながらお話されていました。
美味しい梅干しの秘訣は、梅干しを作るときひと手間加えるそうです。

 

ところが、この梅干しの味を再現できる人はおらず、この方が無くなったらこの世から消えてしまう味だったからです。

 

わたしは、そこからさらに3か月かけて、その方の考え方がポジティブになるように話をしながら説得をしていきました。

 

そして今日、日本テレビ「ぶ・ら・り途中下車の旅」という番組を観て、これがやりたいとわたしに報告してくれました。
それは、フラワーゼリーというモノでした。
フラワーゼリー
「わたしは、これを孫や子とやりたい、そして、わたしの梅を孫や子に伝えたい」そのように言って頂けました。

6か月前、自分の甲羅に体を引っ込めた亀のように自信が無く新しい事を行わなかった方が、「これをやりたい、これをしてみたい」と、ひまわりの花のように明るく言ってくれたのです。

わたしは、この6か月間この方の背中を押してよかったと心から思いました。

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